今日のブログは、

「カラダを元気に」の分野から

歳をとることは、

全然悪くないばかりか、

気の持ち方を変えるだけで、

むしろ幸せな気分にまでなれる

という内容です。

皆さん、こんにちは。

自ら行う「セルフ・リラクゼーション」で

カラダとココロを整える、

健康寿命ナビゲーターの

とまりしゅんいちろうです。

こちらのブログでは、

あなたの食と美容と健康に

役立つ手軽にできて

効果のある情報をお伝えしています。

 

「もうトシだから」と言っていいのは八〇代の後半から

先だって紹介した

NGワード罰金制度の女性は、

去年に引き続き、今年も

「トシ」をNGワードにしたと

笑う。

 

「また、今年も「トシ」

なの?と聞くと、

「そうなんですよ、なかなか

改まらなくって」と肩を

すくめる。

 

口癖はなかなか直らない

ものなのだが、なかでも「トシ」

は難敵らしい。

 

そういえば、私自身も、

口には出さないまでも、

ちょっと疲れを覚えたり

すると、「トシかなあ」などと

思うことがある。

 

若いころだって、無理をすれば

ちゃんと疲れていたはずなのに。

 

いちばんいけないのは、

「トシだから」と言って、

たいていのことは自分で

自分を許してしまう点だ。

 

忘れ物をしたのもトシのせい。

 

風邪をひきかけたのも

トシのせい。

 

だらしがないのもトシのせい。

 

そんなことあるわけが

ないのだが・・・・・・。

 

忘れ物をしたのはうっかりした

せい。風邪をひきかけたのは

不注意だったため。

 

だらしがないのは

気持ちにゆるみがあるからだ。

 

もちろん、加齢によって

多少の衰えが出てくることは

ある。

 

だが、加齢を理由にできるのは

八十五歳以上から。

 

私は断じてそう思っている。

 

WHO(世界保健機関)では、

原則として六五歳以上を

「高齢者」と呼んでいる。

 

だが、先進国の多くでは、

六五~七四歳を前期高齢者、

七五歳以上を後期高齢者と

分けており、

老いによる衰えが目に

つくようになるのは後期高齢者以降

だと考えるようになってきている。

 

日本でも介護保険は六五歳以上が

給付の対象だが、医療保険は

2008年、それまで六五歳以上が

対象だった老人健康保険制度が、

七五歳以上を対象にした

後期高齢者医療制度に改変された。

 

財源不足も大きな理由だが、

シニアがいつまでも若々しく、

心身ともに元気な人が増えて

いることも引き上げの

理由の一つなのではないだろうか。

 

そのうえ、すでにお話しした

ように、最近では、高齢者の

自覚年齢は一〇歳以上

若返ってきているのである。

 

こうしたことを考え合わせると、

「トシだから」を大っぴらに

口にできるのは、

「八五歳以上」になるという

わけだ。

 

それまでは、自分を

「トシ」だなんて思わない。

 

そのくらいの気力で

前向きに、若々しく

生きていきたいものである。

 

大人になっても脳は新たに発展している

「トシだから」という言葉を

連発させる気持ちの底には、

脳細胞は大人になったら

減る一方だという知識が

あるのではないか。

 

しかし、最近の脳科学研究は、

年齢を重ねた脳科学研究は、

年齢を重ねた脳の中で

新しい細胞がつくられている

ことを次々と実証している。

 

なかでもよく知られているのは、

英国のエレノア・マグアイナー

博士がロンドンのタクシー

運転手を対象に行った研究だ。

 

ロンドンでは、タクシー運転手に

目的地の住所を告げると、

市内のどこであっても

目的の建物の前にピタリと

送り届けてくれる。

 

タクシー運転手は住所を

聞いただけで、どの地域の

どの建物か、そこに行くには

どの経路がいちばん速く、

低料金であるかをすぐに判断

できなければいけないと

されているのだ。

 

ロンドンの道路は、クモの巣

のように入り組んでいるし、

それぞれの地域のランドマークに

なるような建物は

一万個以上あるという。

 

それを経路も含めて頭に

叩き込まなければならないから、

ライセンス試験の前や

更新時には、運転手が

バイクなどで市内の至るところを

走り回り、さらに朝から晩まで

地図を見て必死に覚えようと

頑張るのである。

 

タクシー運転手には

年配者も少なくない。

 

マグアイナー博士はそこに

注目した。

 

そして狙いは的中し、

ロンドンのタクシー運転手の

脳の海馬が、普通の人に

較べて、大きくなっている

という事実を突き止めた。

 

中高年になっても地理を覚え、

道を覚えようと頑張って

いるうちに、記憶を司る

脳神経細胞が増えたことを

示す結果である。

 

アメリカのエリザベス・ゴールド

博士(ブリンストン大学)

なども、「認識や知覚など

重要な働きを司る大脳皮質は

大人になっても新しい脳細胞

が加わっていく」と

確認している。

 

中年以降も脳細胞は

増殖するのである。

 

この結果は、シニア年齢の

人には勇気を与えるものだと

言えるだろう。

 

脳トレも悪くはないが、

できれば目的意識を持って

知識を深めたり、

新しい技術を身につけるなどの

努力のほうがさらに効果が

あるようだ。

 

言うまでもなく、それだけ

モチベーションが高まるからである。

 

忘れやすくなるのは自然な現象

よく知っているはずの人の

名前や、モノの名前が突然

出てこなくなることがある。

 

買い物に行っても

買い忘れるものがある。

 

それどころか、二階へ上がった

まではよかったが、何をする

ために二階に来たのか

思い出せない・・・・・・。

 

「ある、ある。私も最近は、

そんなことは日常茶飯事」

という声が聞こえてくるような

気がする。

 

だが、威張るわけではないが、

私だって

似たようなものである。

 

人間にかぎらず、

どんなものにも経年変化は

つきもので、脳も同じである。

 

医師の米山公啓氏は、

脳の経年変化を次のように

まとめている。

 

  • 若い脳 = 活動的で、吸収力に

富んでいる。一般に一〇~二〇代

ぐらいまでの脳

 

  • 意欲的な脳 = 情報を

使いこなすことが巧みになって

おり、新しいことに挑戦する

意欲もある。一般に

三〇~四〇代の脳

 

  • 安定した脳 = 迷いが

少なくなり、安定している。

 

このまま放っておくと、

衰えに向かう傾向が

見られる場合もある。

 

一般に五〇~六〇代の脳。

 

  • 老いた脳 = 活動性が乏しく

なり、新しいことを覚えられない

だけでなく、覚えたいという意欲も

薄れていく。

 

一般に七〇代以降に

多くなるが、個人差が大きい。

 

多少、物覚えが悪くなったり、

覚えたものがするりと

抜け落ちやすくなるのは、

あくまでも経年変化の一つ。

 

自然現象と言えるくらいだ。

 

ところが、こういう現象を

「ボケ」という人が多い。

 

「最近はすっかりボケてしまって。

 

この間も図書館にカード入れを

忘れてしまってね。

 

電話したら、保管してある

というので取りに行ったら、

今度は借りた本を忘れてくる

始末だよ」「私ね、もうボケが

始まっているみたいなのよ。

昨日買った野菜を、また

今日も買ってくる。そんな

ことがよくあるの」

 

繰り返しになるが、

こういう物忘れは自然現象

なのだ。

 

現在、深刻な

社会問題になっている

認知症は、こういう物忘れとは

本質的に異なる。

 

簡単に言えば、自分自身を

構成している認識や認知が

まるで溶解するように

なくなっていく症状である。

 

自然現象の物忘れと

認知症の初期症状は

似通ったところがないとは

言わないが、

はっきりと違うのだ。

 

だからこそ、自然現象の

物忘れを「ボケ」と言うのは

よくない。

 

友だちに対しても、

うっかりミスなのに「いやだ!

まだボケるのは早いわよ」

などと言ったりしていない

だろうか。

 

こういうことは

断じてやめるようにしよう。

 

「ボケ」という言葉を連発

していると、しだいに

「ボケ」に対する感度が

鈍くなってしまい、本当の

認知症の兆候を見逃すことも

あるからだ。

 

保坂 隆「老いを愉しむ習慣術」

参照

 

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13時から14時までの1時間、
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20(火)・22(木)町田
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