四十代で「老い」を感じること。
それは食事と関係が深いようです。

運動不足やお酒ののみすぎ、
過食などが消化器をダイレクトに
直撃します。
「食」の好みが変わってくるのは、
消化管を含む身体機能の変化と
無関係ではありません。

その中でも、「腸」の働きは大切です。
小腸は「第二の脳」ともいわれ、
細やかに神経網を働かせて
命を守っています。

人は一定の年齢を迎えると
目が悪くなったり、肌にきめ細かさが
なくなったりします。
このとき私たちは「老い」を意識しますが、
実年齢以上に腸にダメージを
与えやすいのが四十代です。

消化管の協調運動があって
はじめて食べものは消化、吸収、排泄
をスムーズに行いますが、
生活リズムが乱れ、食生活がアンバランス
になり、便秘を解消しようと便秘薬を
常用しすぎると、消化管の協調運動が乱れて
腸が弱ってしまいます。

「三十代のころには食べすぎても翌日は
なんともなかったのになぁ」。

「腹八分目」は体調がもっともよくなる食べ方です。
おいしいものは身体によいとはいっても、
四十代をすぎたらカロリーの収支を
考えながら食べることが肝心です。

心に屈託があり、ストレスがたまると
そのはけ口を食べものに求めることがあります。
身体が食べたいと感じていないのに
食べずにいられなくなります。
心に溜まったストレスは過食を招きます。

「ほどほどに食べる」
これが良い食事の極意です。
そして四十歳を境に、
身体が求めるものを食べましょう。

ほどほどを心がけていても、
たまには乱れた食生活になるのは
仕方の無いこと。
働き盛りならなおさらです。
しかし身体は正直です。

比喩的にいえば、
人体を構成する60兆個の細胞が
求めているのは、
体調に合った食べものなのです。